「鍼灸治療×ED改善」は相性抜群
東洋医学ではEDを「陽萎」(ようい)といい、鍼灸治療では効果高い実績症例があります。
何故鍼灸治療がED改善との相性がいいのか。それはEDの原因の多くが、1つだけではなく複数の要因が絡むことがほとんどであり、鍼灸治療は複合的な症状の改善を得意としているからです。
東洋医学(鍼灸治療)は疾病を見るだけではなく、その人の体質や年齢、既往歴、自然界の季節や気候、生活環境、社会環境などを見て、人に応じて、時に応じて、地に応じて、元々の原因(本治)と付随する症状(標治)を同時に見ていく標本同治です。陰茎の機能は肝経・腎経・陽明経との関係が密接で、人の体を構成する気・血・水の影響をとても多く受けます。
「気」は生きる為に最も必要なエネルギー。
「血」は精神活動を充実させ、全身に栄養を運んでいく源。
「水」はカラダ全体(肌・筋肉・内臓)の潤い。

これらのバランスが整うことで、正常に臓器が働き、十分な機能を発揮することができます。思い当たるご自身のカラダの不調を探ってみると、絶対にヒントが隠されています。
日本では西洋医学が主流ですが、文化が進み、生活環境が複雑化していく現代において、鍼灸治療は希望です。鍼を皮膚に接触させ、刺すことにより鈍っている神経機能を興奮させ、逆に興奮している機能を抑制することによって、不調を治療します。
医療施設に行っても原因がわからなかった方、薬を服用してみたけど効果がでなかった方は、鍼灸治療の目的や役割をが明確になるため、より鍼灸治療の効果が期待できるチャンスです。
~ EDの東洋医学的観点の病証例 ~
虚証
腎気が弱くなり精血が不足、陰茎をうまく栄養できなくなる。
温煦作用低下により、臓器や組織を温める機能やエネルギー代謝が上手くいかなくなる。
鍼治療により経絡・経穴(ツボ)を使って腎気(足りない気)を補い、灸治療により温煦機能の改善を図る。
実証
湿熱が陰茎部に滞ることにより、陰嚢が痛む・腫れる・湿りやすいなどの症状が見られる。
鍼治療により経絡・経穴(ツボ)を使って瀉法し湿熱を除去する。
鍼灸治療には、下記のようなメリットがあります。
自然な治療法で副作用の心配がない
鍼灸治療は薬や外科的な手法を使わず、体の自然治癒力を引き出すため、副作用を気にせず安心して受けられます。
血流の改善で根本的なアプローチ
EDの原因の多くは、加齢や生活習慣による血行不良です。鍼は小さな傷をつけることで身体本来の力が持つ治癒力により、血液の流れを促進し、勃起機能の回復を目指します。身体の根本的な改善が期待できます。
自律神経の調整でストレスを軽減
自律神経の乱れを整えることで、不安や緊張を和らげ、リラックスした状態を取り戻す手助けをします。精神的な要因が関わるEDにも効果的です。
生活習慣の改善をサポート
鍼灸を通じて、睡眠の質や食欲の改善など、生活の質全般が向上しやすくなります。これがED改善の土台となります。
慢性的な疲労や冷えにも対応
EDとともに多く見られる慢性的な疲労感や冷え性の改善にも効果が期待でき、全身の健康を整えることができます。
西洋医学との併用が可能
鍼灸は副作用がないため、薬を使用している場合でも補完的な治療法として併用できるため、治療の選択肢が広がります。